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Experience

「おもしろい」をカタチにする達人集団の一員。
世の中を「カイテキ」にする商品を生み出し、
インターネットで送り出す

株式会社北の達人コーポレーション商品部商品企画太田裕美

英語のスキルを生かすことができ、大好きなインテリアや雑貨に携われる仕事がしたい、と大学卒業後、インテリア総合商社に就職した太田裕美氏。商品の企画開発、生産管理を担当し、日本と海外を行き来しながら4年間で80アイテムもの商品を世に送り出した。しかし、活躍の陰で芽生えたのは「ものづくりに対する本当のやりがい」への思い。それをかなえるため、故郷・札幌に本社を構える株式会社北の達人コーポレーションへ転職した。転職の経緯や現在の仕事への思いについて伺った。

徹底した「実感主義」で商品を企画開発

株式会社北の達人コーポレーションは、カニやメロンなど北海道の特産品をインターネットで販売する事業からスタートした、健康食品や化粧品の販売を行うベンチャー企業だ。現在、「お客様が効果を実感できる」ことを最優先に商品を企画開発し、自社運営のインターネットショップで、こだわりぬいた商品のみをロングスパンで販売、自社ブランド「北の快適工房」を展開している。従業員数は約80名と少数精鋭だが、2015年に東証一部上場を果たし、海外にも進出している急成長中の企業だ。

太田氏は入社後、商品企画の部署で前職の経験を生かしながら、新商品の開発に携わっている。新商品開発は、マーケット調査課から消費者ニーズを見込めるテーマが上げられるところからスタート。それを基に現在市場に出回っている競合商品を調査し、他社製品にない要素は何か、さらに効果を実感できる商品にするには何が必要かを考え、企画を立てる。企画が固まると、他部門や外部の会社、製造委託工場などと連携し、原料の選定や最適な処方、製法を検討、納得できるまで体感モニター調査を繰り返して商品化していく。

長く愛され続ける商品開発の仕事を求めて

大学で国際関係学を学んだ太田氏は、卒業後、大好きな英語を生かして世界とつながる仕事がしたい、との思いから商社への就職を志望。興味を持っていたインテリアや生活雑貨の輸入・開発を手掛けるインテリア総合商社に就職した。2カ月に1度は海外へ出向き、日本と行き来しながら商品企画や生産管理に携わる目まぐるしい日々。がむしゃらに仕事に取り組み、相当数の商品を開発した。

希望通りの仕事に就き、充実していたはずだったが、苦労してつくった商品が瞬く間にセール品になったり、店舗の片隅に追いやられたりしている様子が目に入ってきたとき、ふと悲しい気持ちになったという。
「出しては消えていく商品開発でいいのだろうか?」

そのとき転職への思いが芽生え、転職エージェントに登録。それまでのキャリアや英語力を生かせて海外ともつながる仕事、転勤がなく、じっくり地に足をつけて仕事に取り組める会社を条件に、故郷の札幌での転職先探しを始めた。しかし、全国規模のエージェントからは、条件に合う企業の紹介はなかったという。

「そんなとき、札幌に本社のある転職エージェントに相談する機会があり、数社を紹介していただくことができました。そのなかに、初めて聞くユニークな名前の会社がありました。それが今の職場、北の達人コーポレーションだったのです」

経営マインドを持ち、同じ価値観を共有する集団づくり

「私は、社員一人一人が経営マインドを持って仕事に取り組んでほしいと願っています。全員が経営理念を共有し、同じ価値観で前進していける会社にしたいのです」と木下勝寿代表取締役社長は語る。そのため同社では、毎朝のミーティングに時間を割き、クレドを読み上げ、グッド&ニューを発表するなど、さまざまな取り組みを実施している。

太田氏は、ジャンルは異なるが、前職で商品開発の企画から生産管理、リリースに至るまで、1つの商品に対して一貫して携わる業務を経験してきた。これは、損益意識や経営マインドを持って取り組まなければできない業務。自分自身が携わった商品に深い愛情を持ち、お客様から長く支持される商品開発を望んでいたことが、同社のポリシーと共通するものだと考えたという。

「太田が前職で経験してきたことは、当社にとって大きな武器となりますし、商品やお客様に対する思いは当社が目指すレベルに近いものでした。また、海外でのビジネス経験、そして英語のスキルも、当社が目指している事業の拡大に大いに役立つものと思っています」

おっとりとした物腰や外見とは裏腹に、とても強い意志と頑固さを持ち合わせている太田氏に、大きな期待がかけられている。