地方から未来の働き方を探すウェブメディア

Experience

静岡県内トップクラスの建設総合コンサルタントで
自分の住む街の未来へ、貢献し続ける

株式会社フジヤマ測量調査部 補償調査課藤田

アットホームな企業風土だから
地道な作業や慣れない仕事もストレスフリー

現在、補償コンサルタント業務の補佐としての役割をしている藤田氏は、補償額の算定が合っているかどうか、入力ミスがないかどうかをチェックする業務が中心で、電卓をたたき続ける日も多いという。地道で集中力が問われる作業だが、藤田氏は「楽しいです」とほほ笑む。

社内のコミュニケーションが円滑で、職場には常に活気がある。勤続年数が長く、経験豊富な先輩が多いことも藤田氏にとって心強く、業種や職場環境の違いによる不安は、入社してすぐに消えたという。

「転職先が建設関係であることが第一条件ではなかったのですが、やっぱり建物に関わる業務はモチベーションが上がります。それに上司や先輩たちがとても優しくて、仕事を丁寧に教えてくれます。ミスをしても感情的に怒られるということはなく、的確に注意してもらえるので、精神的なストレスが全くありません」

実際、フジヤマの離職率は低く、20代社員は過去5年間で4%、3年間では0%だという。「社員の幸福なくして会社の成長はあり得ない」。そんなスタンスを貫く経営方針を、裏づけるようなデータだ。

アットホームでチームワークのある企業風土も、県内でトップクラスを走るフジヤマの原動力といえそうだ。

先輩たちの仕事や業績を通して
明確になっていく自分の未来像

業務は個人でこなすのではなく、チーム制でプロジェクトを進めることが多い。藤田氏の印象に残っているのが、プロジェクトの一員として従事した土地の境界線を確認する業務だ。土地の権利者の受付を担当したのだが、単なる名簿チェックだけの受付ではない。権利者が持参した書類に目を通し、不備がないかを確認するのだが、その書類は一律ではなく、人によって必要な書類も異なる。

「書類の違いだけではなく、その地域に住む同じ名字の方が多くいらっしゃったので確認に手間取り、1日かけて約40人分の受付をするのがやっとでした。でも、一人ではなかったので、ミスをフォローしてもらえたり、みんなで声を掛け合ったり、お互いに注意喚起しながら乗り切っていったんです。この職場で頑張っていこうと、改めて思う出来事でした」(藤田氏)

プロジェクトを一つ、また一つとこなすことで互いの信頼関係が強まり、スキルも磨かれていく。そうした日々のなかで、藤田氏が補償業務管理士の資格取得を目指そうと思うようになったのは、自然な流れかもしれない。

「上司と一緒に外回りをすると、『この道路は◯◯さんが調査した道だよ』とか『ここは□□さんが算定したところでね』と、静岡県内の至るところで先輩たちの名前が次々出てくるんです。私もいつか『ここは藤田さんが』と後輩たちに紹介されるような立場になりたいと強く思うようになりました」

小さな石一つにも価値がある。
未知の判断基準を覚えていくのが楽しい

補償コンサルタント業務のプロジェクトリーダーのような存在になるには、前述した補償業務管理士の資格をもてるほどの知識と経験が必要だ。だからこそ、藤田氏はどんな地道な作業もいとわず、必要な実務経験の一つとして着実にこなしていく。

「もともと新たな建築物を生み出すよりも、既存の建物を修繕、改修する方がこの先の需要は伸びていくと考えて、前職を選びました。その考えは今も変わりませんが、転職して改めて思ったのは、土地や建物を含めて自分が住む地域全体の力になれる仕事の方が、はるかにやりがいを感じるということです」

自分と無関係な人や場所、建物では、プロジェクトが終わったら、その後のことはあまり気にかけない。そんな自分だったことに、フジヤマに入社したことで気づかされたという。

地元で働くからこそ生まれてくる責任感とやりがいが、難関といわれる補償業務管理士の資格取得へと藤田氏を駆り立てる。国土交通大臣の登録を受けられる補償コンサルタントとして、登録部門は土地調査、土地評価、物件、機械工作物など全8部門があり、1部門を取得するのも大変だ。フジヤマの社員には8部門すべて取得する「ツワモノ」もいるが、藤田氏はまず物件部門の取得に向けて勉強中だ。

「物件部門は、庭先の樹木や石、柵なども対象で、それらの補償額を算定できるようになるのですが、小さな石一つにも思ってみなかった驚きの値がつくことがあって、今の私にとっては新鮮なことばかりです」と楽しそうに語る。

現在、フジヤマの社員で国土交通大臣に登録されている補償コンサルタントは9名(2017年3月時点)。それが2桁の大台に乗り、補償コンサルタントの活躍の場がさらに広がる未来は、そう遠くなさそうだ。