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日本全国から依頼が舞い込む、
岐阜のWebコンサル会社でWeb制作の技術を磨く

株式会社アクシスインターネット事業部制作チーム鈴木潤平

鈴木潤平氏は新潟県出身。高校卒業後、東京都内のシステムエンジニアを派遣する企業に就職し、IT業界未経験ながら派遣先の社内サーバー保守・管理業務に就いた。入社から3年後、派遣先の社内向けサイト担当デザイナーが退職し、急きょ、鈴木氏がデザイン担当を兼任することになる。独学でWebデザインを学ぶうち、一般ユーザーが目にするWebサイトの制作に興味を持つようになり、入社10年目にフリーランスのWebデザイナーとして独立。その後、拠点を地方に移すことを模索し、全国の移住体験ツアーに参加。岐阜県のツアーに参加した際に出会ったのが、株式会社アクシスの臼井教司代表取締役CEOだった。Webサイト制作の100%内製化を進めていた臼井氏に誘われ、2016年、アクシスに入社。そんな鈴木氏に、入社から1年半が経過した現在の仕事や暮らしぶりを伺った。

自社EC事業でノウハウを蓄積するコンサルティング集団

岐阜県に本社を構えるアクシスは、インターネット集客のコンサルティングを軸として、日本全国の企業を相手にサービスを展開している。

同社の特徴は、実際に自社でもアメリカに拠点を構え、輸入品のネット通販事業を展開して自社ノウハウを検証していることだ。検証によって裏付けられた集客マーケティング、リスティングやSEOはもちろん、売り上げ・利益を上げるためのWeb解析・改善、企業ブランディングなどのノウハウをクライアントに提供し、さらに売り上げの上がるWebサイトやランディングページの制作を請け負う。インターネットビジネスのコンサルティングからWebサイト制作までをワンストップで行うことで、顧客の問題をスピーディーに解決する同社は、インターネットビジネスの専門家集団として着実に成果を積み重ねてきた。そのため、営業担当を置いていないにもかかわらず、顧客からの紹介で上場企業からプロスポーツ選手、寺院などさまざまな業種のクライアントを抱えている。

鈴木氏は2016年4月、Webサイト制作におけるコンセプト設計からデザイン、コーディング、システムの組み込みまで、一連の作業を担当できる能力を評価され、Webサイト制作力を強化するメンバーとして採用された。「従業員数24名と小規模な企業ですが、数百億、数千億円規模の大企業とも取引しており、大きなプロジェクトも担当できる環境に刺激を受けています」と話す。

フリーで働く拠点を探すために参加した、移住体験ツアーでの出会い

フリーのWebデザイナーとして独立し、2年が経過したころ、地方への移住を考え始めたという鈴木氏。「極端にいえば、Webサイト制作はパソコン1台あればどこででもできます」。生活コストが高い東京都内を離れようと、全国各地で開催されている、地域の暮らしや仕事を体験できる移住体験ツアーというイベントに参加するようになった。「私の場合は、フリーを続けるつもりだったので、就職先までは探していませんでした。シンプルに移住先を探すために参加していたんです」

岐阜県の移住体験ツアーに参加した際、講演者として登壇していたのが臼井氏だった。ざっくばらんに語る臼井氏とはその場で意気投合。フリーのWebデザイナーとして仕事を請け負った。そのときの仕事ぶりを臼井氏から評価され、Webサイト制作の内製化強化のキーマンとして入社を打診された。

「正直、知らない土地へ移住することへの不安は残っていました」と鈴木氏。しかし、自社で運営する通販事業で蓄積したノウハウを生かしたWebサイト制作に興味を持った鈴木氏は、「合わなければフリーに戻って、また移住すれば良い」と、軽い気持ちで入社と移住を決めた。移住体験ツアーに参加してから半年後の決断だった。

土地という制約に縛られる時代ではない

「当社に必要な能力を持っている人には、岐阜に来ないかって声をかけています」と語る臼井氏。居住地や働く場所などにこだわらず、シンプルに同社に必要な能力を持つ人物であれば誘っている。鈴木氏に対しても、納品した仕事を見て入社を打診した。

鈴木氏の入社と同時に、社内のWebサイト制作体制を本格化させた。これまで大部分を外注していたWebサイト制作を100%内製化することで、同社で戦略を立てたWebサイトをスムーズに制作すること、またWeb解析によって集客状況などを検証し、改善を加えるというトライ&エラーのサイクルを素早く回すことが可能となる。

「鈴木のことは頼りにしています。見込んだとおり、きっちりした仕事をしてくれるので、大きなクライアントも任せられる安心感があります」と鈴木氏への信頼は大きい。今後は、鈴木氏を中心にした制作チームをさらに強化し、サービスの提供スピードを加速させる考えだ。

同社は、個人研修費への投資を惜しまない方針をとっている。例えば都内の研修に参加する場合、往復の新幹線代に加えて、必要であれば宿泊費まで会社が負担する。また、年に一度ラスベガスで開催されるSEO、SEMのカンファレンス「PUBCON」にも、入社年数などの条件をつけず希望者を参加させている。「土地という制約に縛られて限界を決めてしまうのは非常にもったいないこと。従業員には個人の能力を全力で伸ばしてほしいし、その成長を会社が全力でサポートする体制を整えている」と臼井氏は語る。