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ウエスは捨てるものじゃなく、活かすもの。
人も資源も「活かす」経営で、社員と顧客の幸せを共に創る

日本ウエストン株式会社

岐阜県岐阜市を拠点とする日本ウエストン株式会社は、1970年という高度経済成長期に工場で使われるウエス(汚れなどを拭き取る布)のリサイクル業を立ち上げた。ウエスは廃棄するもの、というそれまでの常識を覆した事業は、世の中の環境への関心の高まりと、企業のコスト削減要望と相まって広がっていった。また、同社は障がい者雇用にもいちはやく取り組み、創業者が社会福祉法人を設立。障がい者雇用の促進にも積極的に関わってきた。「活かす」を経営理念とし、人も資源も、その持ち味を発揮させる経営で注目を集める小さな会社に迫る。

「もったいない」からはじまった、ウエスのリサイクル

「もったいない(=MOTTAINAI)」はいまや世界共通語として、資源を無駄にせず、大切に活用する日本的精神を表す言葉として知られている。その、「もったいない」の精神を工業用ウエスのリサイクルという事業として形にしたのが、日本ウエストン株式会社である。

ウエスは工場などで機械についた油や汚れなどを拭いたり、ものを磨いたりする布で、日本ウエストンが創業した当時は捨てられて当然と考えられていたものだ。一般家庭とは異なり、工場でつく汚れは、汚れの種類も多様で汚れ方も比べものにならない。それを丁寧にクリーニングし、再利用可能な状態にまで仕上げる努力は並大抵ではない。しかし、日本ウエストンは顧客の満足のために「なんでもトライしよう」の精神でかなえてしまうのだ。

臼井麻紗杜(まさと)代表取締役社長は同社の事業を「お客様満足提供業」だという。そのおもてなしは、某テーマパークをしのぐほど、と同社の工場を見学した人々は口々にいう。ウエスのリサイクル業だけにとどまらない、ユニークな試みで「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞をはじめとする各賞を受賞し、また、海外にも活動の拠点を広げる同社の仕事内容をじっくりみていくことにしよう。