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商社、メーカー、そして海外。生きた流れを未来へつなぐ

トーステ株式会社

1960年の創業以来、ステンレス配管資材の卸業を中核として安定した経営を行ってきたトーステ株式会社。1973年には、食品や製薬、化粧品などの生産ラインを構成するバルブや継手、ポンプなどサニタリー製品の製造販売に参入。顧客の声に耳を傾けながら新規マーケットの開拓に果敢にチャレンジし続け、1990年代には業界トップクラスのシェアを誇るまでに成長。現在もそのポジションを維持している。2つの事業で持続的な成長を遂げてきた同社が今、転換期を迎えている。

商社とメーカー、異なるビジネスモデルで経営基盤強化

大阪市内のほぼ中央に位置する西区。中央部を南北に流れる木津川の西側には、大阪港と市内中央部を結ぶ中央大通りとみなと通りが平行するように走り、周辺には鉄鋼問屋や加工業が集積するエリアが形成されている。そのエリアの一角に本社ビルを構えるトーステ株式会社は、ステンレス配管資材の仕入れ販売を主事業としていた東洋ステンレスと、サニタリー製品を製造販売していた東洋ステンレス工業が、2004年に合併して設立された会社だ。

東洋ステンレスは1960年の創業。現在、営業本部は約3,000社と取引をし、トーステ全体の売り上げの核を支えている。一方、東洋ステンレス工業は、1973年、東洋ステンレスのサニタリー製品の製造をスタートし、1980年に独立、法人化を果たした。食品メーカーや製薬会社などユーザー企業への直販を基本方針とし、製品の生産のみならず、工場内における工事や保守まで一気通貫で担うことで、後発ながらも業界トップクラスのシェアを築いてきた。合併後のトーステにおいても、両社から引き継いだ2つの事業が補完し合い、不況に屈しない安定した経営基盤が築かれている。