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IoTでいち早くワンストップソリューションを実現
特許取得のセンサデバイスで上場を狙う

株式会社スカイディスク

すでにホテルの室内管理や農作物栽培における温度・湿度・照度の管理、工場の設備保全などに活用されているIoT(Internet of Things)技術。今まさに話題の市場に、独自の技術で切り込んでいるのが福岡県福岡市にある株式会社スカイディスクだ。主力の「SkyLogger」は2012年に特許を取得した脱着式のセンサデバイスで、IoTシステム導入の初期費用を大幅に低減。農業や物流、設備保全などの分野で需要を開拓している。開発からデータ分析までワンストップで提供できる強みを生かし、今後は上場、世界進出を狙う。

特許取得のセンサを武器に世界へ進出

株式会社MM総研の「国内IoT(Internet of Things)市場規模調査」によると、IoT市場は2019年度には国内で7,159億円に達するという。センサでモノから情報を取得し、インターネットを使ってモノの制御やデータを蓄積するIoT分野で、今、注目されている企業が福岡市にあるスカイディスクだ。

九州大学の学生だった橋本司代表取締役CEOが、温度・湿度・照度などのセンサを最大3種、自由に組み合わせられる日本初の脱着式センサデバイス「SkyLogger」を2012年に開発し、特許を取得。IoTシステム導入のイニシャルコストを大幅に抑えたこのデバイスを武器に、在学中の2013年に起業した。

スカイディスクの強みはIoT機器開発からデータの分析までワンストップで提供できる技術力にある。たとえば農業や物流、環境保全の分野では、クライアントのニーズに合わせたセンサを独自に開発し、人工知能(AI)を使ったデータ分析までを一手に引き受けている。

この「SkyLogger」をあらゆる分野で展開し、国内外でシェアを広げるため、2015年12月にベンチャーキャピタル数社から1億円を調達。さらに西松建設株式会社やKDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、台湾のKiwitec社との共同開発や実証実験がスタートした。「日本を変える100社」(2017年2月/週刊東洋経済)にも選出され、上場を目指す同社が挑む「IoT革命」に迫る。