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Tableauを通して、広島の製造業に貢献したい

株式会社シリウス1データ・アナリティクス部 部長柳田正幸

転職で積み重ねた経験とスキルを武器に、ふるさと広島へ

広島で生まれ育ち、大学では法律を専攻していたというデータ・アナリティクス部の柳田正幸部長。もともとパソコンに興味があったため、大学卒業後はNECパーソナルコンピュータ株式会社(現社名)に入社。広島支店や東京本社で営業、販売企画、社内ITなどを担当していたが、「もっとグローバルに仕事をしたい」と退社し、アメリカの大学に留学。そこでMBAを取得し、海外勤務も経験してから帰国した。

その後、柳田氏は大手IT企業を複数経てキャリアを重ね、それぞれでベンダー、社内IT、ユーザーという3者の異なる立場を経験してスキルを積んだ。

しばらく東京での生活が続いていたが、故郷の広島で暮らす高齢の両親をサポートするため、広島の企業への転職を考えるようになった。ちょうど転職を考えていた時期、シリウス1を紹介されたのだ。「竹田から、Tableauビジネスを拡大するという話を聞きました。Tableauが国内ではほとんど知られていなかった時期からTableauビジネスを始めた竹田には先見の明がある、この会社はとても面白いと直感的に思いました」と柳田氏。転職に迷いはなかった。

データの可視化を具現化したTableauは、今後ますます身近なツールに

柳田氏は現在、データ・アナリティクス部に所属。Tableauを通じて、顧客の経営に貢献する提案をしていく部署だ。これまで、データを分析するにはかなりの投資が必要だった。それに比べてTableauは低価格であり、圧倒的にコストパフォーマンスが高い。ツールが身近になり、中堅・中小企業も手軽にデータ分析ができる時代がやってきているのだ。

高い操作性もまた、Tableauの魅力だ。「長い間、オペレーション業務に携わった私が、こんなソフトウェアがあったらいいのにと思った、まさに夢のような製品でした」と話す柳田氏。シリウス1に入社する以前、顧客満足度、サプライチェーン、製品や価格のデータ管理を行っていたが、それは日々、エクセルとの格闘だったという。「皆さん、データを管理する際、エクセルであらゆることを試みると思います。しかしTableauなら、例えばグラフの軸の追加や変更が簡単にでき、自分のやりたい分析が、思いのままに行えます」

柳田氏は、広島の企業にはまだなじみの薄いTableauを、これからさまざまな企業に提案し、Tableauの開発やユーザーのサポートをしていきたいと考える。柳田氏には、シリウス1はユーザーから「さすがプロが作るものは違う」と、納得してもらえるサービスを提供できる自信があるという。「料理を作るのに、材料は同じでもプロが作れば仕上がりは全く違う。そういうきちんとしたものを作るのがプロの仕事だと思っています」と語る。

製造業は無限の可能性を秘めたマーケット

柳田氏は、広島県で盛んな製造業をターゲットとして、同社のこれまでの実績を伝え、売り込みたいと意気込んでいる。IoTとTableauを活用すれば、例えば生産現場から細かな生産情報を随時収集することができ、そのデータを可視化することで、より効率的な経営が可能になる。経営者なら経営者なりの情報の見方、現場の人なら現場の人なりの情報の見方など、それぞれの立場で最適な判断となる手助けを、同社であればできると柳田氏は考える。

「たとえば、企業が海外に工場を設けると、現地と本社との情報が分断することがよくあります。しかし、データを集約し、一つのダッシュボードで管理できればその問題は解決するんです。海外の工場であっても国内工場と同じレベルの情報で経営判断ができることは有意義だと思います」。国内の企業が海外進出するケースは近年ますます増えており、柳田氏がかつて海外勤務をしていた経験を生かす機会も増えている。

柳田氏が広島にUターンして感じるのは、住み心地、居心地の良さだという。「東京ほど混雑していないし、通勤に1時間もかからない。それに、学生時代の友人や知人のネットワークが20年、30年たっても残っていて、昔と同じように迎えてくれるのがうれしいですね」とほほ笑む。今後については、「Tableauを通して製造業を元気にしたいです。地元である広島にももっと貢献したいですね。また、広島出身で、東京や大阪でデータサイエンスに関わりながら、活躍されている方も多いでしょう。いつかふるさとに帰ろうと思っておられるなら、ぜひシリウス1で活躍いただきたい、と思っています」と語った。

あとがき

竹田氏が最も熱心に取り組んでいるのが、人材育成です。「社員一人一人の力が会社の規模を大きくし、業績の拡大につながる」と熱く語る姿が印象的でした。また、広島で盛んな製造業をITで盛り上げたいとも話され、地元愛にあふれた会社でもあると感じました。