地方から未来の働き方を探すウェブメディア

COMPANY

BtoB向けeコマースで間接資材の流通を変える

株式会社MonotaRO

「工場(こうば)で使う消耗品を、ネットで注文、モノタロウ」。リズミカルな音楽に乗せたCMを目に、耳にしたことがある人もいるだろう。製造業などの現場で使われる、「間接資材」と呼ばれる消耗品や道具をいち早くeコマースで展開したのが株式会社MonotaRO(以下モノタロウ)だ。Amazonのように一般消費者がターゲットではなく、企業向けのeコマース事業を手がけている。商品点数をどんどん増やし、2017年1~3月期連結決算は純利益が前年同期比42%増の19億円、売上高は24%増の205億円、2017年度の連結売上目標は842億円。成長を続ける同社のストロングポイントとは。

一物多価をワンプライスにする

「間接資材のAmazon」といわれるモノタロウ。本社を置く兵庫県尼崎市は、阪神工業地帯の一角で多くの企業やメーカーが工場や物流拠点を構えるエリアだ。

同社の事業は創業時から業界を震撼(しんかん)させた。間接資材は従来、専門商社の営業担当者が御用聞きを行っており、見積もり、交渉、発注というプロセスを経て資材が納品されていた。しかも、金額は同じ商品でも商社や売る人によって異なる一物多価(いちぶつたか)。それをeコマースで行うことで時間や人件費等をカットし「ワンプライス」を可能にしたのだ。

事業開始当初は20~30万アイテムほどしか取り扱えず、まずは製造業、工事業、自動車整備業にフォーカスした商品を展開。徐々に扱う業種や職種の商品を増やし、現在では1,000万点以上。同時にプライベートブランドを充実させていき、会員数は2017年4月時点で240万以上、毎月約45,000もの顧客が増え続けている。

2017年3月、茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを新設。本社近くの尼崎ディストリビューションセンターと2拠点で、15時までの注文なら即日発送できる。50万アイテムの在庫保有を計画し、配送体制を強化した。これにより、ユーザーの利便性はますます向上している。