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KEYPERSON

データ分析をするなら多くのデータを持つ会社で働きたい

株式会社MonotaRO執行役 商品販売企画部門長橋原正明

関西で仕事があるなら東京にいる理由はない

橋原正明商品販売企画部門長は、Uターン転職者。Webマーケティングのコンサルティング会社、金融会社を経てモノタロウに入社した。大阪出身で関西に愛着があった橋原氏は、2社目まで大阪で働いていたが、急きょ所属部署の全員が東京へ異動になった。「仕事はおもしろかったのですが地元の関西で働きたい気持ちの方が強く、すぐに転職活動を始めました。しかし仕事内容を妥協できず、結局転職先が決まりませんでした」

東京で働きだした橋原氏だったが、一生東京で働くのかと自問すると、いつかは戻りたいとの思いが常にあった。それにはライフスタイルの変化も関係した。「当時、子どもはまだ2歳でした。友だちがたくさんできてから関西に引っ越すよりも、小さい内に関西に戻った方がいいと思いました。それに、自分の親も年老いてきますから、関西に住んでもっと会いたいという思いもありました」

盆と正月、年2回の帰省では多く見積もってもあと40回ほどしか親に会えない。「そう考えると、東京で働く意義が分からなくなりました。関西で仕事が見つけられるなら、わざわざ東京にいる理由なんてない」。こうしてUターンに向け転職活動を始めた。

キャリアが評価され、実力を発揮

仕事内容へのこだわりが強かった橋原氏。「自分のキャリアの軸は、マーケティング分野でのデータ分析」と語るが、関西での需要が少ないのが現状だ。そんな折に、モノタロウの求人を知る。「前職で使っていたソフトウエアの事例に鈴木が載っていたので、モノタロウのことは知っていました。当時の売り上げが280億円ぐらいだったと思うのですが、これぐらいの規模でここまで分析に力を入れているなんて、一体どんな会社なのだろうと関心を持ちました」

面接を担当した鈴木氏と瀬戸氏の秀でた才能に引かれ「一緒に働きたい」と思い入社を決意。マーケティング部門のデータ分析を担当することになった。

入社して5カ月がたち仕事に慣れてきたころ、社長が瀬戸氏から鈴木氏に交代したため、鈴木氏が担当していたマーケティング部門の部門長を任されることになる。「ずっとWebマーケティングに携わっていましたし、面接のときにマーケティングについて深い話をしたからでしょうね」

成長できる環境が仕事をおもしろくする

ワンフロアにほぼ全員が席を置けるオフィスにこだわり、問題解決がすぐにできる環境を大切にしているモノタロウ。そこでWebマーケティングを担当していた橋原氏が次に任されたのは、商品販売企画部門長だった。

「長年マーケティングを担当していながら、商品のことをあまり理解していなかったので迷いがありました」と語るが、彼が抜てきされたのには理由がある。仕入、商品採用にもマーケティングデータをきちんと生かすためだ。「マーケティング部門の中で主にプロモーションを担当している一部のメンバーが商品販売企画部門に入り、仕入と販売の両方を一緒にみるようになりました」

仮説を立て、変化を加え、検証する。基本はこれを繰り返すというが、思った通り売れたり、意外な結果が返ってきたりするのがおもしろいと橋原氏は言う。

「データ分析、マーケティングの分野でいうと、どこで働くかを考えたときに、たくさんのデータを持っている会社で働くのが断然楽しい。描いた仮説をいち早く実行して検証できるかどうか、スピード感がないと仕事能力が上がっていかない。その点、モノタロウはデータが多く、システムは内製しているので変更をかけるのも簡単。人が成長できる環境としては最高だと思います」

あとがき

間接資材をいち早くeコマースで展開し、圧倒的な支持を集めるモノタロウ。その秘訣(ひけつ)は他社の追随を許さない徹底したこだわりにあります。いつ、誰が購入しても「ワンプライス」で提供される商品、同社の大きな特徴であるデータベースマーケティングに裏打ちされた「ワンストップ」で購入できるその利便性。MonotaROのサイトを訪れる利用者にとって、すべてが手軽であり、心をつかんで離しません。ITエンジニアやデータサイエンティストを多く抱える同社の進化の過程とスピードに、これからも目が離せません。