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KEYPERSON

無限の可能性を秘めた新技術に期待。
社員一同、自由で斬新なアイデアで挑む

株式会社ミライセンス

固定観念に縛られないアイデアが宝となる

ミライセンスでは、若い技術者がそれぞれのバックグラウンドで培ってきたスキルを生かして活躍している。これから紹介する二人も確かな技術力と知識に加え、若者ならではの伸びやかで自由な発想と実践力を持つ頼れるパートナーとして、香田氏、中村氏から信頼を寄せられているエンジニアだ。

シニアエンジニアの大崎浩司氏は、補助金制度A-STEPを利用してミライセンスが3D触力覚技術の開発プロジェクトメンバーを募集していることを知り、応募した。主に体験型デモをはじめとする出力系デバイスの設計や研究開発を担当し、これまでフラットパネルタイプの体験型デモなどの開発にも携わってきた。

その仕事の中身について大崎氏は、「決められたものを作るということはほとんどありません。それよりも『何かいいアイデアないかな?』というオーダーに対して、社員で意見を出し合い、自分たちが良いと思ったものを形にしたり、独自にひらめいた機能をデバイスに搭載して提案することが多いですね。どこにもない世界初の技術だからこそ、固定観念に縛られず自由で独創的なアイデアが求められます」と語る。

海外の展示会にも参加。来場者の声を開発に生かす

「一方で参考事例や情報のないなかで自ら方向性を見つけ、未知なるものを生み出すむずかしさや苦労はあります。けれど、それが面白さにもつながっています」と大崎氏。

また、アメリカで開催された展示会に同行し、来場者に向けて技術説明を行ったことも大きな経験になっているという。前職では人前に出てプレゼンを行う機会はほとんどなかったが、来場者の反応を肌で感じられたことが、技術開発のモチベーションアップにつながっていると振り返る。

「今後は既存のデバイスにプライベートな触覚を付け加えることに挑戦したいですね。例えば、椅子に座るという体感のなかにいつも座っている椅子の背もたれの感覚や張り地の触り心地を再現したり、スイッチに押し心地の良い感覚を加えるなど、利用する人に寄り添う体感デバイスの開発を行っていきたいです」

可能性の芽をつぶさず、花を咲かせていきたい

エンジニアの飯塚洋平氏は、デジタルハリウッド大学から大学院に進学後、卒業と同時にミライセンスに入社。香田氏とは在学時代に教授と生徒という関係から始まり6年の付き合いになる。

仕事では体験型デモやデバイスの制作、デモコンテンツのソフトウェア開発など幅広く担当している。飯塚氏は「3D触力覚技術に対して無限の可能性を感じると同時に、どこかで突然終わるかもしれないし、ずっと先まで続くかもしれない、そんな計り知れなさも感じています。それだけに、僕たちのちょっとしたミスでこの技術の持つ可能性の芽をつぶしたくない。その芽が花開くように、さまざまな分野で活用してもらえるデバイスやサービスを開発し、会社に貢献していきたいと思っています」と語る。

今後の目標は、よりリアルな感覚を表現していくことだ。今は技術的にできることとできないことがあるが、技術をさらに突き詰めながらできないことを埋めていく作業を重ねていくことによって、現実とVRの境目がもっともっとなくなるデバイスを開発できるはずと目を輝かせる。

あとがき

デバイスのデモを体験し、PCの画面に表示された画像のスイッチを、あたかも指の先にあるかのような感触で押すことができたことに、驚きと感動を隠せませんでした。「ミライセンスの技術によって、感覚の選択肢が広がる」。言葉だけではなかなか想像できませんが、思い返すと確かに視覚と聴覚でしか私たちは仮想の世界を感じることができておらず、それを当たり前と思ってしまっていたことにがくぜんとします。今後もミライセンスはつくばの地で研究を続けるとのこと。つくばの地から、私たちの明日は確実に変わりつつあります。