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デジタルマーケティング領域で
世界進出を目指す関西発ベンチャー、ロックオンとは

株式会社ロックオン

2000年6月に一人の大学生が自宅の一室で始めた事業が、14年の時を経て東証マザーズ上場を果たす企業に変貌を遂げた。株式会社ロックオン。現在、マーケティングプラットフォームとECプラットフォームにおいて、圧倒的なシェアを誇る同社は、今なお関西を本拠地として大きな成長を遂げている。果たしてこの企業の強さとは一体どこにあるのか。その秘密とルーツに迫る。

「日本」ではなく「世界」を相手に戦う企業

岩田進代表取締役社長が、大学生時代に兵庫県尼崎市の自宅の一室で創業したのが、ロックオンの始まりだ。「マーケティングプラットフォーム」「EC事業」「ビッグデータの分析および最適化」という3つの事業を展開し、2014年には東証マザーズ上場を実現。

右肩上がりの成長を続ける同社は、間違いなく世間から注目を集めるITベンチャーの一つだ。特にマーケティングプラットフォームとEC事業においては、国内シェアNo.1を獲得する製品を生み出すなど、その勢いには目を見張るものがある。

現在は本社を大阪府大阪市に置くほか、東京都中央区銀座、福岡県福岡市の2か所に支社を設置。総勢59名の従業員が世界へとインパクトを与えるべく、日々プラットフォームの受託、開発に専念しているロックオン。多くのITベンチャーと異なる点は、本拠地を東京ではなく大阪に構え続けているところだろう。

岩田氏は「関西のIT業界の状況は厳しい」と口にするが、それでも一貫して本拠地は関西に置いている。確かに国内に限って見れば、IT企業が東京を中心として首都圏に過集中しているのは間違いない。しかし、岩田氏は「ITビジネスを展開する上で、日本国内に限れば東京が有利かもしれないが、一方で東京から世界に打って出て大成功を収めたIT企業は存在しない」と断言する。

IT分野における日本の現状は、シリコンバレーをはじめとする海外勢と比較して、圧倒的に負けていると言わざるをえない。それならば東京発ではなく、大阪発、関西発のIT企業が世界を席巻した方が面白い、というのが岩田氏の考えだ。世界の名だたる企業と相対するのに、東京にこだわる理由はそもそもなく、関西だからこそできるものがあるのだという。