地方から未来の働き方を探すウェブメディア

KEYPERSON

自分にできることを広げるため、東京から大阪へ

株式会社ロックオン大阪本社 開発担当中山みなみ

「やりたかったことが実際に形になっていく。それが楽しい」

「引っ越しは好きですね」と笑顔で語る中山みなみ氏は、日本、そして世界を渡り歩いてきた人物だ。転勤の多い両親の仕事の関係で、全国各地を回る生活を送っていたという。出身こそ大阪だが、数年周期で日本や海外に移り住んでいた。

大学進学先はアメリカを選択し、サンフランシスコ州立大学で動物学と経済学を専攻。ちょうどこのころ、両親が関東に家を購入したこともあり、就職は日本でしようと決めたという。そして、大学で専攻した統計学やマーケティングに近い部分が生かせる可能性を感じ、ロックオンに就職する。

最初の4年間は東京支社で勤務し、2014年10月に大阪へ転勤。「会社から言われた転勤ではなく、自分から希望しての異動でした」と、中山氏は当時を振り返る。東京支社時代、最初の2年間は主にカスタマーサポートに従事し、その後の2年間は営業担当として経験を積んだ。

「お客様の方を向く仕事はこれで一通りできるようになった。そこで今までとは違う、何か変わったことをしたいと考えるようになり、思いついたのがエンジニアというキャリアでした」

働く環境を変えたことでつかんだ新しいライフスタイル

まったく畑違いの分野に飛び込んだ中山氏だが、不安などはなかったという。それも、ロックオンらしさを日々感じながら働けていたからだそうだ。「ロックオンは社員同士の仲がとてもいいのです。ロックオンを退職して新たな道に進んだ人と話す機会もありますが、以前と変わらず、家族のように仲よく接しています。頻繁にみんなで飲みに行ったり、社内イベントも積極的に楽しんだりする。日頃から当たり前のように接点を設けて、人を大切にする人が集まっていると思います」

大阪に引っ越してきたことで、プライベートでも変化は大きいと語る中山氏。「一番うれしいのは、自転車を使えばどこにでも行けるようになったこと。東京に住んでいたときは実家から満員電車に揺られて出社していましたが、今は自転車通勤。もうあのころには戻れないと思います」と笑う。趣味のゴルフを楽しむ時間も増え、会社のメンバーとラウンドすることもあるという。

「大阪の人たちは、とにかく人懐っこくて、いい意味で外国みたいな感覚です。海外暮らしをしてきた私にとっても、関西の方が肌に合っているのかもしれません。ただ、実家に置いてきている犬が恋しくて、しょっちゅう帰省しています」

この会社で自分の可能性を追求したい

カスタマーサポートから営業、そして開発へと異なるキャリアを積んできた中山氏からは、ロックオンという会社に対する深い愛着が感じられる。一方で、他社への転職を考えたことはないのかという問いには、「もちろんありますよ」とうなずく。

「海外では“キャリアアップ”イコール“転職”というイメージが根強くありますし、私の友だちもそのように考えている人が多いと思います。社会人として一つの会社しか知らないことに不安がないかといえばうそになります。ただ、ロックオンという会社のなかで、まだ自分に知らない分野がある限りは成長できるし、新しい自分と出会えるとも思っています。住む場所を大阪に変えて、キャリアチェンジをしてでもこの会社にいたいと思えるのは、幸せなことだと思います」

中山氏が思い描く将来像も明確だ。「私の開発者としての力はまだまだで、できていることは多くないと思っています。ただし、お客様の実態を知っているというのは自分なりの強みだと思っているし、そこで自分にしか果たせない役割があると考えています。表と裏、両方を熟知する中山みなみという人間だからできることを、少しずつ増やしていきたいですね」

あとがき

関西の地からデジタルマーケティングのスタンダードを発信している株式会社ロックオン。IT企業にとって一見不利に思われがちな関西に根城を構え、世界を見据えてチャレンジし続ける理由を知り、同社の強い信念を感じました。「日本の文化の中心は、長く京都や大阪など、この関西の地でした。だからこそ、ここから世界に勝負できる、日本代表の会社を作りたい」。その心意気が世界を席巻する日も、そう遠くないかもしれません。