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風を感じない空調機を開発し、
業界の先端を行く業務用空調機の専門メーカー

木村工機株式会社

夏は涼しさに癒やされ、冬は暖かさにほっとする。空調機は私たちの暮らしに必要不可欠な機器である。木村工機株式会社はそんな空調機の開発から販売までを一貫して行う業務用空調機の専門メーカーだ。多くの人が不規則に出入りするオフィスビルやホテル、ショッピングモールなどを常に快適な温度に保ち、特殊な環境設定が求められる病院、工場、研究施設などを適正な温度・湿度で管理する。その源には開発と製造、品質管理にたゆまぬ努力を重ね、業界をリードしてきた企業の存在がある。
※記事内、シェアおよび業界内の順位については、木村工機株式会社調べ

開発力で業界をリード

大阪市中央区に本社のある木村工機は設立から約70年の歴史を持つ。鉄道用の機械工具販売から始まった同社の事業はその後、熱交換器、暖房機器を手がけるようになり、次第に業務用空調機へと発展していった。1982年には業界初の低騒音ターミナル空調機を開発し、日本のコンパクト型空調機のモデルをつくった。また、1998年には世界初となる楕円(だえん)管熱交換器(オーバルコイル)を開発し、空調機の省スペース化と省エネ化に貢献した。

最近では風の流れを感じない全空気式放射整流ユニット「環境エアビーム」、消費電力量を大きく削減した「みずエクセル」など快適性と省エネ性を追求した新製品を次々と生み出している。その背景には開発に情熱を傾けてきた経営陣と、それをかたちにしてきた従業員たちがいる。今回は木村工機の生産拠点のひとつ、三重県津市にある河芸(かわげ)製作所に焦点をあてた。