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COMPANY

世界の海を駆けめぐる。
超音波と電波を駆使した舶用電子機器のトップメーカー

古野電気株式会社

総合舶用電子機器メーカーとして世界トップシェアを誇る古野電気株式会社。1948年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功した企業である。超音波と電波を使った独自の技術をつくり、魚群探知機やソナー、レーダーなどの船舶用電子機器でフルノの名を世界に知らしめた。漁業の科学化に貢献し、船舶の安全航行に長く寄与してきた実績は大きい。近年は舶用電子機器で培ってきた技術力を海から陸、人へと広げ、自動車機器や医療機器などの開発にも進出している。「見えないものを見る」を事業テーマに、世界80カ国以上に販売拠点を有するグローバル企業である。

魚群探知機の実用化に成功。世界のトップメーカーへ

古野電気株式会社のルーツは、1938年に古野清孝氏と清賢氏の兄弟が長崎県口之津町(現・南島原市)で創業したラジオ修理・販売業の「古野電気商会」である。「フルノ」の名が世に広がったのはその10年後。魚群探知機の実用化である。それまで勘と経験のみに頼っていた漁法が同社の製品によって科学的な漁法に変わり、魚群探知機は全国そして世界へと普及していく。

魚群探知機とは超音波の送受波によって魚群の存在や海底の様子などを探る装置。同社はこの技術をコア技術に据え、超音波と電波の力を駆使して高性能なソナーや船舶用レーダー、通信機器などを開発。漁船のみならず、商船、プレジャーボートなどへと市場を広げていく。

「舶用電子機器ならフルノ」と知名度は国内外に高まり、今や世界80カ国以上に販売拠点を持つ世界のトップメーカーに成長した。さまざまな機器を生み出し、2015年には世界の舶用電子機器市場約4,500億円のうち16%のシェアを取る。

その背景にはコア技術を守り続ける一貫した姿勢と、常に現場を重視してお客様とともに成長する、という創業時から受け継がれてきた社風がある。舶用電子機器を中心に自動車、医療、気象など幅広い領域でグローバルに事業を展開する世界のフルノの魅力に迫る。